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桜の種類

サクラ (桜、櫻、学名: Prunus) は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称であり、一般には サクラ亜属 に属するものを指し、落葉性の樹木を指す。

桜の解釈にもよるが、日本にはヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラエドヒガンザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、ミヤマザクラなど約9種類の桜が自生しています。しかし栽培品種からいうと300以上の品種があるといわれています。


ヤマザクラ群

 ヤマザクラ群に属するものとしては、ヤマザクラ・オオヤマザクラ・カスミザクラ・
オオシマザクラ・サトザクラがある

ヤマザクラ(山桜)/野生種
主として日本列島の南半部に分布する。花柄は約1.5cmで、花弁は5つ。色は白色淡紅色、淡紅紫色。高木。

ツクシザクラ(筑紫桜)
主に九州南部の島に分布する。花弁は5個で長さは約1.7cm
色は普通白色、時に淡紅色。

ワカキノサクラ(稚木の桜)/栽培品種
高知佐川町の小川城跡の山中で自生が見られたが、今は絶滅し佐川町のみ栽培。
花弁は5個。白色で後に基部がごくわずかに淡紅紫色を帯びる。

ヤマゴシムラサキ(山越紫)
京都の佐野籐右衛門が栽培していたサクラ。花弁は5個。淡紅紫色で、基部は淡くほとんど白に近く、先端や縁はやや色が濃い。

センダイヤ(仙台屋)
もと高知県の仙台屋という店にあったサクラ、原木は京都の平野神社にある。
花柄は約1cmで、花弁は5個。淡紅紫色だが、先端と緑色が濃い。

ダイリノサクラ(内裏の桜)
京都の小金井から三好学が報告した品種。花柄は約1cmで、花弁は5個。白色

キヌガサ(衣笠)
原木は京都の平野神社にある。花柄は約1.5〜2cmで花弁は5個だが、重弁の花もあり11個ほどになることもある

ケンロクマガイ(兼六熊谷)
原木は金沢の兼六園に2本ある。花弁は5個。円形で長さは約1.6cm、淡紅色で縁は紅紫色

コトヒラ(琴平)
琴平の金比羅宮にあった原木から、京都の佐野籐右衛門が接ぎ木によって栽培した。花弁は5〜15個で、長さは約1.3cm。はじめ微淡紅色だが、後に白色になる

イチハラトラノオ(市原虎の尾)
京都市左京区市原にあった桜、主枝の周りに短枝が多数つき、開花すると枝全体が虎の尾のように見えることから名付けられた。花弁は約50個で白色尖端や外面はわずかに淡紅色を帯びる

ニドザクラ(二度桜)
原木は長野県揖斐郡大野町の古墳の上。単弁の花、二段咲きの花がそれぞれ別々の枝につき、最初に単弁の花と重弁の花が同時に咲く。単弁と重弁の花が終わったあと、二段咲きの花が咲く。重弁の花は約3.5cm、単弁の花はやや小さく、二段咲きの花は大きい。淡紅色

他に、ベニナンデン・ヨウロウザクラ・イヨウスズミ・ヒヨシザクラ・ヤツブサザクラ
サノザクラ・ヒウチダニキクザクラ・ライコウジキクザクラなどがある。


オオヤマザクラ

オオヤマザクラ(大山桜)/野生種
北海道から東北地方に多い。花弁は5個で、長さは1.5cm。普通卵形で紅紫色。

ハツユキザクラ(初雪桜)
オオヤマザクラに比べて、花は大きく白色

オオシュウサトザクラ(奥州里桜)/栽培品種
盛岡市内の所々で栽培されている品種。花弁は約10個淡紅色で尖端は色が濃い

カスミザクラ
カスミヤマザクラ(霞山桜)/野生種
北海道・本州・四国に分布する。花弁は5個で白色

アサギリザクラ(朝霧桜)
花の大小や形、色などはようようだが、花弁が白色で比較的円形に近いものが多い


カタオカザクラ(片岡桜)
原産地は長野県塩尻市の山地。花弁は5個で、長さ約1.5cm。淡紅色

キビザクラ(吉備桜)
岡山県高梁市の臥牛山で発見された。花弁は5個で、長さは約1.4cm。白色でふちは微淡紅色

ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜)/栽培品種
奈良や京都で栽培されていた桜。花弁は30〜36個で、尖端で2裂し、淡紅色

ベニタマニシキ(紅玉錦)
花弁は50〜100個。卵形で長さ約1.8cm。淡紅色

オオシマザクラ
オオシマザクラ(大島桜)/野生種
伊豆大島に特に多いので呼ばれている。花弁は普通5個、時に6〜15個で、長さは約2cm。色は白色のものが多い。

シオカゼザクラ(潮風桜)
南伊豆で発見した桜。花弁は5個で、長さは約2cm。微淡紅色で、花には芳香がある。

ウスガサネオオシマ(薄重大島)/栽培品種
花弁が6〜10個の半八重の品種。長さ約1.9cmで白色。

カンザキオオシマ(寒咲大島)/栽培品種
極端に早咲きで、伊豆では12月から咲き始める。花弁は5個で長さは約1.8cm。
白色

ウンリュウオオシマ(雲竜大島)
枝が屈曲しながらのび、いわゆる雲竜型になる品種。花弁は5個で、白色。

ヤエベニオオシマ(八重紅大島)
オオシマザクラの花が重弁になり、花弁は20〜30個。色は淡紅色。

アカミオオシマ(赤実大島)
伊豆大島で発見された桜。花弁は5個で、長さは約1.8cm。白色

ジョウニオイ(上匂)
花弁は5個で、長さは約1.8cm。白色で、強い芳香があり、昆虫がよくやってくる

ゴザノマニオイ(御座の間匂)
もと東京荒川堤にあった品種。花弁は5〜7個。白色。

スルガダイニオイ(駿河台匂)
荒川堤に栽培されていた品種。花弁は5個長さ約1.7cm。白色で強い芳香。


カンヒザクラ群

カンヒザクラ(寒緋桜)/野生種
早春の寒い頃から開花し、花色が濃いのでカンヒザクラの名がついた。花弁は5個で長さ約1cm。尖端の切れ込みがある。色は濃紅紫色のものが多い。

カンザクラ(寒桜)/栽培品種
カンヒザクラとヤマザクラとの雑種。花弁は5枚で、淡紅色。

オオカンザクラ(大寒桜)
花弁は5枚で、直径約3cm。形はほぼ円形で、尖端には切れ込みがあり、淡紅色

シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜)
花弁は5個で、直径約3.3cm。修善寺町の修善寺境内に6本。紅紫色。

カワヅザクラ(河津桜)
花弁は5個。直径約3cm。淡紅紫色

イズタガアカ(伊豆多賀赤)
花弁は5個。直径約3cmで尖端はやや深く切れ込む。淡紅紫色。


アタミハヤザキ(熱海早咲)
熱海の角田春彦によって作られた。花弁は5個。直径約3cm。淡紅紫色

タイリョウザクラ(大漁桜)
熱海の角田春彦によって選抜。花弁は5個。直径約2cm。淡紅紫色

ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)
花弁は5個。直径約2cm。淡紅紫色

ヨウコウ(陽光)
直径約4.5cmで、花弁は5cm。広楕円形で淡紅紫色。しわがある。


エドヒガン群
http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/sakura/data/edohigan.htm
エドヒガン(江戸彼岸)
花期が早く、彼岸の頃には咲くということから名がついた。花弁は5個、長さは約1cm。普通淡紅色、ときに紅紫色、まれに純白色

モチヅキザクラ(望月桜)
日光や秩父地方の低山地に分布する。直径は約2.3cmで花弁は5個。淡紅色。

シダレザクラ(枝垂桜)
細い枝が垂直に枝垂れる以外は、エドヒガンと異ならない。枝が枝垂れる原因は、枝全体の成長速度が枝垂れない品種より早いため、枝や葉の自重によって枝が垂れ下がり、そのあと木質化が起こって、その形が固定されるからである

ベニシダレ(紅枝垂)
エドヒガンの枝垂れ型の中で花色の濃い品種。花弁は5個、紅紫色で濃いものが多い。


ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)
花弁は15〜20個、淡紅紫色。

ウジョウシダレ(得状枝垂)
花弁は約20個。色は淡紅紫色。

ベニヅルザクラ(紅鶴桜)
神奈川県真鶴の山林中で発見された。花弁は5個で、卵形、紅色で尖端はやや色が濃い

カッテザクラ(勝手桜)
吉野山の境内に植えられている桜。ヤマザクラとエドヒガンの自然雑種。花弁は5個で白色ときにやや微淡紅色をおびる。

カバザクラ(蒲桜)
埼玉県北本市石戸宿の東光寺にある桜。花弁は5個で、白色でふちが内側に少し巻き込む

ソメイヨシノ(染井吉野)
江戸時代の末期に、江戸染井村の植木屋から「吉野桜」と名付けて売り出された花弁は5個で、長さ1.5cm。微淡紅色。

イズヨシノ(伊豆吉野)
エドヒガンを母とし、オオシマザクラを父として交配した品種。花弁は5個で長さ2cm。白色。

アマギヨシノ(天城吉野)
オオシマザクラを母としエドヒガンを父として交配した品種。花弁は5個。円形い長さ約2cm。白色でのちに基部は淡紅紫色になる。

フナバラヨシノ(船原吉野)
伊豆半島の船原峠黒岩付近の山地に自生していた。花弁はは5個、長さ2cm。
白色

ミカドヨシノ(御帝吉野)
花弁は5個。長さ約1.8cm。白色
アメリカ、カリフォルニアのサンノゼにおいて、植松三代作が作ったとさている。もとはアケボノと呼ばれていたが、同じ名前の桜がすでにあるのでこの名前になった。


コヒガン(小彼岸)
マメザクラとエドヒガンの雑種と推定される。この他にもミシマザクラ・サクヤヒメ・ソメイニオイ・ショウワザクラ・クラマザクラ・ジンダイアケボノ・シダレソメイヨシノ・ソトオリヒメ・シラタマ・モリオカシダレ・センダイヨシノ・ミズタマザクラ・クガイ・ヤエベニヒガン・シキザクラ・ジュウガツザクラ・オモイガワ・ミドリヨシノ・ショウジョウ等がある。


マメザクラ群
マメザクラ群はマメザクラの仲間と、タカネザクラの仲間の2つのグループに分かれる。


マメザクラ(豆桜)/野生種
富士山や箱根山を中心とする山地に多い。低木で、花弁は5個。長さは1cm前後で、白色または淡紅紫色


キンキマメザクラ(近畿豆桜)
富山県・石川県に多く、南は愛知県北部。西は近畿地方を経て広島県まで見られる。低木、花弁は5個長さ1cm、白色または淡紅紫色

他に、ミドリキンキマメザクラ・ブコウマメザクラ・ボンボリザクラ・ショウドウザクラフジカスミザクラ・アメダマザクラ・ヤブザクラ等がある。


ミドリザクラ(緑桜)/栽培品種
花が白色で萼などが緑色であるほかは、マメザクラと同じである


フユザクラ(冬桜)
冬期の花は10月には咲き始め、11月下旬から12月上旬になおも多く咲く。
花弁は5個で長さ1.5cm。初めわずかに淡紅色で、のち白色

他にミドノヤエ・アカネヤエ・コジョウノマイ・クマガイザクラ・オシドリザクラ・
フタカミザクラ・ウミネコ・ショウフクジザクラ・マナズルサクラなど


タカネザクラ

タカネザクラ(高嶺桜)/野生種
北海道から本州中部にかけて分布。低木。花弁は5個で、長さ1.5cm、白色、淡紅色


チジマサクラ(千島桜)
サハリン・南千島・北海道に多い。。低木。花弁は5個で、長さ1.3cm、白色

他にイシヅチザクラ(石鎚桜)もこのなかまである。


チョウジザクラ群
この群の特徴は、通常は低木であるが、しばしば小高木となり、基部から多くの樹幹を出す。
又この群のサクラは、新聞紙にはさんで押し葉をつくると、芽のあたる部分の紙が黄色に染まるという特徴がある。

チョウジザクラ(丁子桜)/野生種
岩手県から南の東北地方・近畿、中国、九州までの太平洋側に分布
小低木。白色。

他にはオクチョウジザクラ・ミヤマチョウジザクラ・ニッコウザクラ・ハナイシザクラ・
チチブザクラ・オオミネザクラ。栽培品種としては、ヒナギクザクラ・シキザキチョウジ
ザクラ等がある。

シナミザクラ群
http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/sakura/data/sinamizakura.htm
この群に属するサクラ約7種あり、すべてが中国に産する。高木でときに低木。
花弁は二裂して裂片は細長くとがり、ふちは全縁。シナミザクラ・トウカイザクラ・
コブクザクラ・タイザンフクン・ホウキザクラ等がある。


ミヤマザクラ群
http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/sakura/data/miyamazakura.htm
ミヤマザクラ群の分布の中心は中国南西部。日本に産するのはミヤマザクラ1種のみ。
この群の特徴は、低木。花弁は円形で全縁。純白色で、サクラらしくないサクラであるので、あまり注意をひかないが、鮮緑色の若葉が茂る中に、白い花がたくさん
咲いているところは、その名にふさわしい。北海道に非常に多く、南は九州まで見られる・


サトザクラ
サトサクラの仲間は、オオシマザクラがもとになって、それに他のサクラが自然交雑し
たりあるいは、人為的に交配が行われた結果、次第に出来上がってきた品種の集団。
種類は実にたくさんあるので、名前だけの紹介にする。

ベンドノ・コシオヤマ・コンゴウザン・ムラサキザクラ・ヤエムラサキザクラ・アラシヤマオムロアリアケ・センダイシダレ・フダンザクラ・チハラザクラ・アラカワニオイ・オオサワザクラ・ゴテンニオイ・チョウシュウヒザクラ・ゴショミクルマガエシ・タオヤメ・イモセ・コウカ・カンザン・ニソンインフゲンゾウ・オオムラザクラ・ツクバネ・バイゴジジュズカケザクラ・スイショウナジマザクラ・オオタザクラ・ヒヨドリザクラ・メイゲツ・ホタテ・キブネウズヤエニオイ・ハクサンハタザクラ・エンゲンジ・




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日本にはたくさんの種類のさくらがあるようにたくさんのさくらの詩がありますみなさんごぞんじの「さくら」最近小学校で歌っているんでしょうか?

このうたより森山直太朗さんの「桜」が歌われているのでしょうか?

とにかく日本人は桜が好きです
そんなわたしも大好きなんですけれど